楽天証券でクロス取引をするにあたって、気になるのは何といっても手数料!
楽天証券クロス取引の手数料はいくら?計算方法を具体例で解説!その中でも、貸株料はできるだけ安く抑えたいですよね。
貸株料は受渡日ベースでかかっています。また、土日も貸株料がかかってきます。
この記事では、貸株料がかかる期間を具体例で説明していきます。
貸株料がかかる期間は?
貸株料は、正確にはどこからどこまでかかるのでしょうか?
楽天証券のホームページには、次のように記載されていました!
貸株料、逆日歩について
新規建の受渡日から返済受渡日までの期間、貸株料がかかります。
年末年始等、土日・祝祭日の状況によっては、貸株料の発生する日数が長くなることがありますので、ご注意ください。
(例)2016年12月末に権利確定する銘柄の場合、貸株料は2016年12月30日から2017年1月4日までの6日間発生し320円かかります。制度信用の場合、逆日歩がかかる場合があります。
引用元:楽天証券
新規建の受渡日から、返済受渡日までの期間、貸株料がかかるとのことです!
確かに、取引履歴を確認すると、約定日だけでなくて、受渡日っていうのもある…??
ここで、受渡日について調べてみました!
Q:株式の約定日と受渡日とは何ですか?
A:約定日は、株式の買い注文や売り注文が成立した日、受渡日は、売買の決済をする日となります。売買が成立した場合、約定日から2営業日後が受渡日となります。
買い注文…約定日から2営業日後に購入代金を引き渡して(※)、株式を受け取ります。 売り注文…約定日から2営業日後に保有株式を引き渡して、売却代金を受け取ります。
※当社では、購入時の代金は前受金制となります。
(例)約定日から受渡日までの日程 約定日:月曜日⇒受渡日:水曜日 約定日:木曜日⇒受渡日:月曜日 (土曜日・日曜日などの非営業日は受け渡しを行いません)
引用元:SBI証券
売買が成立することを、約定と言います。
そして、約定日から2日後に、売買を決済する「受渡日」があります。
ここでは、SBI証券のQ&Aを載せていますが、楽天証券でも同じです。
楽天証券で、銘柄を売却した日に、預かり金状況を確認してみたところ、確かに、2営業日後(受渡日)に、売却代金が預かり金に反映されていました。
クロス取引では、約定日ベースではなく、新規建の受渡日から、返済受渡日まで、貸株料がかかるということですね。
土日・年末年始の貸株料の具体例を解説!
先ほどの楽天証券からの引用文には、「年末年始等、土日・祝祭日の状況によっては、貸株料の発生する日数が長くなることがあります」と記載されています。
貸株料、逆日歩について
新規建の受渡日から返済受渡日までの期間、貸株料がかかります。
年末年始等、土日・祝祭日の状況によっては、貸株料の発生する日数が長くなることがありますので、ご注意ください。
(例)2016年12月末に権利確定する銘柄の場合、貸株料は2016年12月30日から2017年1月4日までの6日間発生し320円かかります。制度信用の場合、逆日歩がかかる場合があります。
引用元:楽天証券
土日・祝祭日は、貸株料の発生する日数が長くなるとは、どういうことでしょうか?
実際に確認してみました!
土日を挟む場合
次のカレンダーは、実際に行ったクロス取引のカレンダーです。
①10月23日(土曜日)
クロス取引の入力を行いました。
しかし、この時点ではまだ約定していませんので、貸株料は発生していません。
②10月25日(月曜日)
入力していたクロス取引が約定しました。
しかし、この時点では、まだ受け渡しはしていませんので、貸株料は発生していません。
③10月27日(水曜日)
10月25日(月曜日)の約定から2営業日後に当たる27日(水曜日)が、受渡日となります。
この日から貸株料がかかります。
④10月28日(木曜日)
権利落ち日に現渡をします。
クロス取引の場合、貸株料を節約するために、権利付き最終日をすぎた翌日(権利落ち日)に、現渡した方がよいです。
この日はまだ、貸株料がかかります。
⑤11月1日(月曜日)
10月28日(木曜日)から2営業日後にあたる11月1日(月曜日)が、現渡した分の受渡日となります。
現渡日からその受渡日までの間、30日(土曜日)、31日(日曜日)が含まれていますが、まだ受け渡しが完了していませんので、この2日間は貸株料がかかったままとなります。
実際の神戸物産の取引履歴を確認してみましょう。
10月27日(水曜日)から11月1日(月曜日)の6日間、貸株料がかかっています。
実際に、貸株料の計算をしてみますね。
楽天証券クロス取引の手数料はいくら?計算方法を具体例で解説!3805円×100株×0.039%(貸株料年率・短期)×6日/365日=243円
243円で、計算がぴったり合いましたね!
年末年始を挟む場合
同じように、年末年始の貸株料もカレンダーで確認してみましょう。
年末年始は、12月31日から1月3日の間、証券取引所は休みです。
つまり、12月28日が権利付き最終日、その翌日の29日が現渡日となります。
現渡日の2営業日後といいますと、年末年始を挟んだ1月4日が受渡日となります。
ここまで、貸株料が発生してしまうんですね。
12月はちょっと損ですよね。
おわりに
楽天証券で初めてクロス取引をしたとき、貸株料が計算したより多いけどなんで…?と思っていました。
その謎を解くカギが、受渡日ベースのことと、土日祝に貸株料がかかることでした。
同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。