多指症、出産~赤ちゃん期の体験談。僕は6本指で産まれた赤ちゃんです。

すずめ
すずめ

先日、1歳の息子が多指症の手術を受けました。

(※多指症:生まれつき指の数が多い状態)

昨年産まれた、第3子の息子。

産まれたときから、右手の指が6本あります。

息子は、1歳になるまで、健康上の大きな問題もなく、元気にすくすくと育ってくれました。

そして1歳で手術を迎えた今、私の気持ちはとても落ち着いています。

しかし、出産直後、多指症が判明したときの動揺や不安の感情は、今でも覚えています。

出産後、ベッドの上で多指症について検索魔だった私。

「検索はよくない」

わかってはいても、ネットの世界に、同じ状況の人の話セカンドオピニオンを求めていました。

この記事では、

  • 多指症判明から赤ちゃん期までの体験談
  • 自分の心境の変化
  • 子供が多指症だと判明した方に伝えたいこと

などについてまとめました。

自分の記録ですが、同じように不安に感じている方に届けば嬉しいです。

多指症が判明したとき

妊娠期から、経過も順調だった私。

第3子ということもあり、お腹の赤ちゃんのことを考える時間の余裕もなく、出産の日を迎えました。

出産時の状況

・総合病院で予定帝王切開

・コロナ禍で、面会は禁止

・病院に、家族は来ていませんでした

無事に終了した帝王切開手術から数時間が経過。

麻酔が切れるまで、ベッドの上で寝たきり状態です。

すこーし体調が回復してきて、スマホなら触れるかなーって、家族や友人に連絡していたときです。

看護師さん
看護師さん

すずめさーん

赤ちゃん連れてきました。

小児科の先生も一緒ですよー。

すずめ
すずめ

はーい

一瞬、

すずめ
すずめ

ん?

産婦人科の先生じゃなくて、小児科の先生?

とハテナが頭をよぎりましたが、特に気にしませんでした。

お医者さん
お医者さん

出産、お疲れさまでした。

それで、赤ちゃんなんですがね、実は、右手の指が6本あるんです。

「じゃーん」と言わんばかりに、初めて赤ちゃんとご対面!のその瞬間、指を見せられる。

すずめ
すずめ

……え(0.1秒)

お医者さん
お医者さん

でも、大丈夫ですよ。

大丈夫ですからね。

お母さん、

心配しないでくださいね。

普通の赤ちゃんに指が1本多いだけです。

これは、手術したら治りますからね。

若い先生でしたが、今思うと、先生さすがなんです。

私の中に、不安の感情がわきあがる隙を与えず、瞬時に全力で、「安心していいですよ」というメッセージを伝えに来てくれたことがわかりました。

その後、小児科の先生から聞いた話は次の通り。

  • 脳、心臓、その他臓器、皮膚などエコーやスクリーニング検査したけれど、現時点では何も異常はなかったこと
  • 1000~2000人に1人くらいの割合で多指症の子が産まれること
  • 今いる病院でも、年に数件は多指症の子が産まれること
  • 多指症と因果関係のある合併症や障害もなく、ほんとに見た目上、指が一本多いだけなこと

ちなみにそこの病院には、手術担当科となる形成外科もあったため、後ほど形成外科の先生も説明に来てくれました。

  • 1歳すぎに、手術をして指をとったら、ほとんどわからなくなること
  • 手術をしても、将来、機能的に問題なく暮らせること

こんなことを教えてもらいました。

多指症を知ったときの私の感情

これも今になって思うのですが、

身体の部位の数が通常より多く産まれてくることがある

当時の私には、まず、この認識がありませんでした。

パラリンピックなどもありますし、通常より少ない可能性、十分機能しない可能性があるという認識はありました。

しかし、「通常より多いことがある」というのは思っていませんでした。

そしてさらに、それが、我が子であったこと。

これを消化するためには、時間を要しました。

先生が病室を出てからしばらくは、放心状態でした。

すずめ
すずめ

私の赤ちゃん、普通じゃなかった

「普通と違う」って辛い…

さらに、いろんな不安も押し寄せました。

すずめ
すずめ

何か他にも併発しているかもしれない

すずめ
すずめ

手術して本当に治るんだろうか?

悪いこと、ネガティブなことばかりを想像しました。

先生が「大丈夫」と言っていたにもかかわらず、不安と動揺で頭がいっぱいでした。

一通り、頭と心の中に思いを巡らせたあと、次にとった行動は、検索!

私は、ベッドで横になりながら、スマホで多指症について調べまくりました。

どうして目の前で診察してくれている先生が「大丈夫」と言っていたのに、インターネット上の情報を調べてしまうんでしょうか。

ただ、検索していく中で、「私の赤ちゃんだけでなく、世の中には多指症の人が存在する」ということがわかり、少しずつ自分の中で多指症を受け入れていったと思います。

ここでようやく、夫に電話をして、赤ちゃんが多指症であることを報告しました。

初めて赤ちゃんを抱っこしたとき

多指症の報告を受けてから数時間後。

まだ、心の中は不安と動揺でいっぱいの時。

授乳タイムということで、赤ちゃんを部屋まで連れてきてもらいました。

看護師さん
看護師さん

抱っこしてみますか?

すずめ
すずめ

はい

初めて抱っこして‥

そしたら、もうめっちゃ小さくて…

めちゃくちゃ可愛くて…

指6本でごめんねって…

でもめっちゃ可愛くて…

ここで初めて、張りつめていた糸が切れて、

ぶわー------ーって、

号泣しました。

動揺、不安、申し訳ない気持ち…

頭も心もうまく整理できない思いが溢れ、ただただ、ボロボロと泣きました。

多指症の人は意外といた

出産翌日になりました。

ほとんど寝られませんでしたが、時間経過とともに、自分の赤ちゃんが多指症であることを徐々に受け入れていました。

昨日は、多指症で頭がいっぱいで出産報告ができなかった友人たち、きっと出産が無事であったか心配してくれているであろうと、連絡の続きをしました。

すると、連絡した友人の1人から返信が。

友人
友人

多指症って知ってるよ。

大学の先輩に、産まれた時は多指症やった人いたよ。

普通に元気やったで。

私は、この時初めて、自分の赤ちゃん以外で、多指症の人の存在を知りました。(インターネット上を除く)

そして、この友人の話は、私をとても安心させてくれました。

「病院の先生も大丈夫だと言っている」

「多指症だったけれど、大人になって元気に過ごしている人が実際にいる」

この2つの事実の両方が揃った時、初めて!

ようやく、

すずめ
すずめ

多指症でも手術すれば大丈夫だよね。

気にしないようにしよう。

私はすこし、前を向けるようになったと思います。

その後、1歳になった現在に至るまで、多指症の話は何度か聞きました。

ママ友
ママ友

友達の子供が多指症だったよ。

現在8歳だけど、元気に暮らしているよ。

次女の保育園の先生
次女の保育園の先生

クラスのゆきちゃんも多指症だったってお母さんが言ってましたよ。

たまに経過を見せに病院に行ってるみたいだけど、特に何もないですよ。

旧友
旧友

SNSで多指症の赤ちゃんのこと見たよ。

会社の先輩
会社の先輩

指6本なんてすごいやん!

高校生の息子が学校で、「豊臣秀吉は指が6本やった」って習ったって言ってたよ。

多指症って、1歳頃に手術するのが一般的なため、知られていないだけで、意外に、生まれた時は多指症だったという人はいるのかもしれません。

多指症として生きた赤ちゃんの頃

出産した病院を退院してからは、普通の赤ちゃんがいる暮らしと何ら変わらない生活でした。

外出していても、赤ちゃんの手の指の数まで、案外目につかないというか。

こちらから主張するまで、誰かに指が多いことを指摘されたことはありませんでした。

仮に、多指症であることを伝えても、心無い言葉をかけてくる人は一人もいませんでした。

月日が流れ、何だかだんだん前向きになってきた私。

すずめ
すずめ

6本目の指、可愛いなぁ♡

すずめ
すずめ

ピアノ、人より多くの音、弾けそうやん!

すずめ
すずめ

手術するのかわいそうやなぁ。

個人的にはもうこのままでいいくらい…

ほんと、将来、6本指で差別されることがない世の中であれば、このままでもいいと思っていました。

発達面で、特に指摘を受けることもなく、手の機能面でも手づかみなど、問題なくできていました。

そして、現在、1歳1ヶ月となりました。

先日、6本目の指を切断する手術を受けました。

手術のこと、その後の経過などは、こちらをどうぞ。

同じように不安に感じている方に伝えたいこと

この記事は、自分の人生の大切な瞬間の記録である一方、かつての私のように、多指症で不安に感じている方の参考になるかもしれないとの思いから、書きました。

今、産まれた赤ちゃんが多指症で不安に感じてこの記事にたどり着いてくださった方に伝えたいこと。

それは、

「これ以上、検索しなくて大丈夫ですよ。

目の前であなたの子供を診察してくれているお医者さんの言うことを信じてくださいね。」

ということ。

私も、お医者さんが「大丈夫」と言うのに、不安で不安で、インターネットをたくさん徘徊しました。

当時の私のように、この記事にたどり着くまで、たくさん調べられているんじゃないかなと思います。

(私のような個人が書いているブログは検索の前の方にはあまり出てこないので)

もう、十分、多指症についてインプットされてるんじゃないかなと推測します。

検索で安心するならいいのですが、これ以上検索することで、不安が増す、新たに得るものがないのであれば、しない方がいいと思うのです。

でも、そんな中でも、この記事にたどり着いてくださって、もちろん全て事実なんですが、どこのだれかもわからない私が書いた記事を読んでくださってありがとうございます。

でもそれよりも、

その目で、自分の子供を見てくれているお医者さん

専門的な知識を持っているお医者さん

が言うことを信じてほしいと思います。

ただ、もしこの記事が、不安に思っている方の気持ちを1mmでも和らげることができたのであれば嬉しいです。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

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