児童手当の所得制限で損する合計金額はいくら?特例給付も!

すずめ
すずめ

こんにちは!

3児のママ、すずめです。

皆さん、児童手当の所得制限問題はご存じでしょうか?

「子育て支援と貧困支援は別なので、所得制限はすべきではない!」

「高収入の人は困っていないのだから、所得制限すべきだ!」

「いやいや、今の所得制限ラインは高収入ではない!」

「世帯主収入であるところが、時代遅れだし、不公平だ!」

などなど、世論やSNSを見ると、様々な意見が飛び交います。

しかし、私は、そもそも児童手当の所得制限によって、どの程度の損が生じるのか、把握していませんでした。

現状を把握せずして、意見はできず!

この記事では、児童手当の所得制限で、損する合計金額はいくらかについて、調査しました。

こんな方におすすめ

・児童手当で貰える金額が知りたい

・児童手当満額と特例給付の比較が知りたい

・児童手当満額と所得上限限度額以上の比較が知りたい

・所得制限撤廃を訴えている

児童手当についておさらい!

まずは、児童手当と所得制限の金額をおさらい!

【表1】手当月額表
静岡市

この記事を検索に来てくださる方は、よくご存じですよね!

所得制限だと、合計いくら損する?

所得制限の場合、合計でいくら損しているのか計算しました。

なお、児童手当(特例給付)は、15歳到達後最初の3月31日まで(中学校修了前まで)もらえます

収入は変化します。

「途中から所得制限にかかるようになった」

という方もいらっしゃるかと思いますが、ここでは、子供が産まれたときから所得制限状態であると仮定して、ざっくりと計算することをご了承ください。

また、子供が産まれた月によっても、貰える期間が異なりますが、ちょうど15年間もらうと仮定して計算しています。

本来、児童手当で貰える合計金額は?

所得制限なく児童手当があれば、いくら貰えているのでしょう?

児童手当で貰える合計金額

子供1人:(15,000円×12ヶ月)×3年間+(10,000円×12ヶ月)×12年間=198万円

子供2人:198万円×2人分=396万円

子供3人:396万円+(15,000×12ヶ月)×15年間=666万円

合計金額で見ると、所得制限がなければ、これだけのお金がもらえるんですね!

特例給付で損する合計金額は?

続いて、特例給付で貰える金額を計算してみましょう。

ずっと特例給付の場合、もらえる合計金額

子供1人:(5,000円×12ヶ月)×15年間=90万円

子供2人:(5,000円×12ヶ月)×15年間×2人分=180万円

子供3人:(5,000円×12ヶ月)×15年間×3人分=270万円

これを、所得制限がかからない場合にもらえる児童手当と差し引きします。

特例給付だと損する合計金額

子供1人:198万円-90万円=108万円

子供2人:396万円-180万円=216万円

子供3人:666万円-270万円=396万円

特例給付にかかっている場合は、これだけの金額をもらえていないことがわかりました。

所得上限限度額以上で損する合計金額は?

所得上限限度額は、おおむね1,200万円ほどだと言われています。

この金額以上を稼ぐと、所得制限がない場合にもらえる児童手当が、まるまるもらえなくなります。

所得上限限度額以上で損する合計金額

子供1人:(15,000円×12ヶ月)×3年間+(10,000円×12ヶ月)×12年間=198万円

子供2人:198万円×2人分=396万円

子供3人:396万円+(15,000×12ヶ月)×15年間=666万円

子供が3人以上になると、もらえる児童手当の額が大きいことにより、高収入×子だくさんであればあるほど、損する制度です。

所得制限についてどう思う?

皆さん、所得制限についてどう感じていますか?

この記事を検索して来てくださる方の多くは、所得制限に不満がある方ではないかと思っています。

  • 子供を扶養しているにもかかわらず年少扶養控除もない
  • 子供が多いほど、所得制限により損をする(手元に入るお金の逆転現象も)
  • 収入は業務や責任の対価であり、それは政府からの子育て支援給付とは関係ない
  • 所得制限をするにしても、今の制限ラインは裕福なラインではない
  • 世帯主収入しか見ておらず、世帯収入とは異なる

どこかで制限ラインを引くと、必ず、不満を感じる人がいます。

収入を増やさないようにコントロールする人がでてきます。

そう考えると、所得制限は設けない方がいいんでしょうね。

所得制限は少子化対策とは逆行していると感じます。

早生まれは損という欠陥!

児童手当には欠陥があると思っています。

それは、「早生まれの場合、児童手当も扶養控除もない期間が生じる」ということ。

ここで、児童手当と扶養控除がもらえる時期をおさらい!

児童手当:15歳到達後最初の3月31日まで(中学校修了前まで)

扶養控除:12月31日時点で16歳以上

おわかりになりますでしょうか?

早生まれだと、中学校修了した年(高校1年生)の12月31日時点ではまだ16歳に達していません。

つまり、早生まれさんだけが、児童手当も扶養控除もない期間が存在するのです。

すずめ
すずめ

私の子供も早生まれですが・・・

マイノリティーだから、問題視されていないのか・・・

これは、児童手当という制度を導入した欠陥ではないかと思っています。

児童手当の所得制限撤廃や年少扶養控除復活については、多くの方がSNSなどで活動されています。

批判も恐れず活動されていてすごいなぁと思いつつ、私は怖くて活動できないのですが、陰ながら応援しています。

皆さんは所得制限についてどのようにお考えですか?

また、興味があったので、昔の年少扶養控除と児童手当の比較もしてみました。

興味のある方は、のぞいてみてくださいね。

年少扶養控除が廃止され児童手当に!どっちが得or損について比較しました! ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

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