育児中の皆さま、毎日本当にお疲れ様です。
こんにちは!
育休中で3児の母、すずめです。
月齢的に、子供を保育園に預けることができるようになったら・・・
悩みますよね。
仕事復帰するか、育休延長するか・・・
(本音)正直言って、育休中の手当金が最高すぎる♡
「育休を延長して、育児休業手当金をもらいながら休みたい」
「だって、復職すると、怒涛の忙しい生活が待っている(泣)」
「だって、復職すると、かわいい子供の成長を間近で見れない(泣)」
しかし私の会社では、慣例的に、1歳頃になると、子供を保育園に預けて復職する人が多いんです。
ここで、私は疑問をもちました。
なんでなんだろう?
時短で給料が下がったうえに、高い保育料を支払ったら、手元に残るお金、めっちゃ少ないのでは?
むしろ、育休を延長して手当金をもらっている方が得なんじゃない?
実際、育休の継続or復職、どっちが得なの?
そう考えた私は、気になって、検証してみました!
この記事では、
- 育休を延長したい人
- 復職するか悩んでいる人
- 育児休業手当金で、もらえる金額の概算が知りたい人
- 育休延長と復職、どちらが得か知りたい人
育休継続or復職、収入と支出は?
育休を継続するか、復職するか・・・
この記事では、育児休業手当金を延長できると仮定します。
働かずとも、育児休業手当金がもらえるので、給与と育児休業手当金の差額を、労働した分の対価と考えて計算してみました。
育児休業手当金はいくら?
この記事を調べに来てくださる方はご存じだとは思いますが、育児休業手当金の計算方法は次のとおりです。
・育児休業開始から180日目まで:標準報酬月額の日額×67%×勤務日数
・育児休業開始181日目から:標準報酬月額の日額×50%×勤務日数
私の住んでいる市において、保育園は生後6ヶ月からしか入園できません。
ここでは、生後6ヶ月で保育園に入園させずに、1年間育休を延長し、給付金をもらい続けると仮定します。
日数に多少の誤差はあるものの、今回は概算のため、支給率50%の方を採用し、私が育休を延長した際にもらえる手当金を計算しました。
まず、会社の組合からもらえる「育児休業手当金決定通知書」に基づき、1ヶ月あたりの手当金の平均値を算出しました。
どん!
私の1ヶ月あたりの育児休業手当金の平均(支給率50%期間):157,625円
家で育児しながら、毎月この金額がもらえているの、本当に有難いことです。(感謝)
ちなみに、育児休業手当金は、各月の勤務日数によって、もらえる金額にばらつきがあります。
(例:2月は勤務日数が少ないので、手当金も少ない)
さらに、1ヶ月当たりの手当金を1年間に計算しなおすと、次のとおりです。
157,625円(1ヶ月あたりの手当金)×12ヶ月=1,891,500円
私の場合、1年間育休を延長して、支給率50%の手当金をもらい続ければ、約190万円もらえることがわかりました。
ちなみに、暗黙の了解で生後1年間、育休取得OKとなっている会社もあれば、2歳まで育休を延長して、さらに手当金をもらい続けることができる会社もあります。
ケースバイケースなので、ご自身の状況に合わせて、考えてみてくださいね。
時短で働いた場合の年収はいくら?
続いて、復職した場合の私の給料を計算しました。
子供を保育園に預けて復職するなら、フルタイム勤務は絶対無理!!
そう思っていたので、時短で復職することは決めていました。
私の会社の場合、時短で復職するとなると、複数の勤務時間パターンが考えられます。
そのうち、私が狙っている、勤務時間が短い3つのパターンの給与は次のとおりです。
- 1日4時間勤務の給与(手取り):約12万円/月
- 1日5時間勤務の給与(手取り):約16万円/月
- 1日6時間勤務の給与(手取り):約20万円/月
(勤務時間が6時間以上は、15分刻みで勤務時間が選択できます)
この給与はおおよそです。
それぞれの時短パターンで復職した同期に、給与のおおよその額を聞いたものです。
これにボーナス額を加えます。
(ボーナスは固定ではなく業績によるので、概算です)
- 1日4時間勤務のボーナス(手取り):約36万円/回
- 1日5時間勤務のボーナス(手取り):約46万円/回
- 1日6時間勤務のボーナス(手取り):約56万円/回
正直、ボーナス額、大きすぎる・・・有難すぎる・・・
毎月の給与と、年2回支給されるボーナスから、私の年収(手取り)を計算すると、次のとおりです。
- 1日4時間勤務の年収(手取り):約216万円/年
- 1日5時間勤務の年収(手取り):約284万円/年
- 1日6時間勤務の年収(手取り):約352万円/年
ここまでいかがでしょうか?
最も勤務時間が短いパターンを選びたいのが本音ですが、通勤に往復2時間半かかるため、せっかく出勤したからには長く仕事をしないと損だという葛藤も・・・
保育料はいくら?
続いて、仕事復帰するとなれば、保育園を利用しなければいけません。
私の自治体では、保育料は、世帯年収で決まります。
我が家の場合の保育料は、65,900円/月となります。(0-2歳児)
これを1年間で計算すると、65,900円/月×12ヶ月=790,800円でした。
1年間、保育園を利用すると、約79万円かかることがわかりました。
ちなみに、3歳児クラス以降は、幼保無償化の対象となり、保育料は大きく下がります。
それにしても、保育料の高さよ・・・(ツラ)
育休延長と時短、結局どっちが得?
さぁ、育児休業手当金、時短の給与、保育料といったコンテンツは出揃いました!!
いよいよ、育休延長と時短、どちらが得か計算していきます。
1日4時間勤務の場合
復職するとなると保育園の利用は必須です。
年収から保育料を引くと、216万円ー79万円=137万円です。
保育料を差し引いた実質の収入は、約137万円となります。
一方育児休業手当金を延長すると、年間約190万円もらます!
な、な、なんと、1日4時間勤務で働くと、家で育児をしているより損をすることが判明しました。
4時間勤務の制度があること自体は、とても有難いですが、これだと、利用は躊躇します。
だって、実質、私の労働対価0円、どころかマイナス・・・?
1日5時間勤務の場合
次に、1日5時間勤務を選択した場合を考えてみましょう!
年収から保育料を引くと、284万円-79万円=205万円
保育料を差し引いた実質の収入は、約205万円となります。
一方育児休業手当金を延長すると、年間約190万円!
その差、15万円・・・
そしてもちろん、業績によるボーナスが減額されれば、マイナスです。
いやいや、実質、私の年収15万て、ひどすぎないですか(泣)
1日6時間勤務の場合
次に、1日6時間勤務を選択した場合を考えてみましょう!
年収から保育料を引くと352万円-79万円=273万円
保育料を差し引いた実質の収入は、約273万円となります。
一方育児休業手当金を延長すると、年間約190万円!
その差、83万円・・・
こちらも、業績によるボーナスが減額されれば、トントンorマイナスになる可能性も・・・
実質、年収83万円かぁ。
12ヶ月で割ると、月収、6.9万円。
月20日働くとすると、3450円。
6時間勤務なので、時給換算すると、575円・・・(チーン)
収支計算の結果を見た感想
ここまでの計算、いかがでしたか。
私は、仕事復帰の意欲がなくなり、心が折れました(チーン)
もちろん、育児休業手当金をもらえると仮定して、それと比較しています。
そしてもちろん、育児休業手当金がもらえるのは非常に有難いです。
しかし、これだと、「育休から早期復職して働きたい」と思っていたとしても、やる気が出ませんよね。
何が問題かというと、1つは保育料の高さが問題!
保育料は、世帯収入に応じて決まりますし、困っている方の支援も理解できます。
しかしこの、「保育園に預けて仕事をしたら損する」レベルにまで高いのはいかがなものかと・・・
我が家は、夫が40歳近いため、年齢が上がると給与も上がり、保育料があがる、つまり日本の年功序列という社会構造上、高齢出産が損をする保育料設計もいかがなものかと・・・
子育てと仕事、両立しやすい社会を実現するのであれば、0-2歳の保育料も一律無償化を望みます!
他に想定される費用
そして、この計算では保育料しか差し引いていませんが、自宅保育するとしても、仕事復帰するとしても、余計にかかるお金が発生します。
自宅保育する場合
- 子供の昼食代
- 子供と遊びに行くお金
- 子供と散歩途中などに、余計なものを買ってしまう(私だけ?)
- 時間があるがゆえに、スーパーに頻回に行き、余計なものを買ってしまう(私だけ?)
仕事復帰する場合
- 自分のランチ代
- 自分の仕事用の服代
- 保育園で必要な保育料以外の雑費等
- 料理する時間がなくなるため、お惣菜率が高くなる
- 場合によっては、シッターさん、家事代行さん等を利用する
どちらの場合もそれぞれ異なる費用が発生してきて、いずれにしても金銭的な負担はあります。
どちらのパターンの方が支出が多いかは、家庭によって異なると思いますので、何とも言えませんね。
また、この記事では、給与は手取りで計算しているので、触れていませんが、育休中は社会保険料の支払いが免除となります。
社会保険料も免除なんて、育休手当金は神制度です!!
私が選択したのは?
私は、「育児休業手当金をもらいながら、育休を延長する」を選択しました。
やっぱり、仕事をすることで発生する体力的・精神的負担を考えると、それに似合う対価(報酬)が得られないなと感じたからです。
そして幸いにも、私は、育児休業手当金の延長申請ができるので、育休延長を選択しました。
金銭的な面が一番ですが、他にも、
- 子供の成長を近くで見ることができる
- 家のことを整えたい
- お金のことを整えたい
- 自分のことを整えたい
という理由があって、育休延長をした面もあります。
一方、収入は少なくとも、
- 子供と離れることができる
- 子供に同じ年頃の子と遊ぶ環境を提供してあげれる
- 仕事をするうえで感じるやりがいがほしい
- 自分のキャリアを大切にしたい
- そもそも育児休業手当金を延長申請できない
など、それぞれ事情や思いがあって、仕事に復帰する選択をする方もいるでしょう。
いや、それも、めっちゃわかります!
どっちを選択しても、間違いじゃない!
自分が選んだ道が、自分にとってベストです!
育休を意図的に延長することは可能?
私の会社では、育休自体を2歳まで取得することができます。
さらに、育児休業手当金についても、2歳まで延長申請することが可能です。
でも実際、育休延長したいと思っても、申請するとなると、なかなか後ろめたいのですよ・・・
実際に、私が育児休業を延長し、かつ育児休業手当金も貰い続けた話は、別記事にまとめました。
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