白石康次郎さんは、日本の海洋冒険家です。
ヨットで世界一周を4度経験されています。
白石康次郎さんは、世界で最も過酷なヨットレースとされる、ヴァンデ・グローブに2度出場しています。
白石康次郎さんが2016年に出場した1度目のヴァンデ・グローブでは、マストの破損により、リタイアしました。
そして、2020年に出場した2度目のヴァンデ・グローブでは、33艇中16位で完走しました。
ヴァンデ・グローブで完走したのは、白石 康次郎さんがアジア人で初めてだったとか。
記録は94日21時間32分56秒です。
こんな長い期間、ヨットで生活するなんて、食料はどうしてるの?いつ寝てるの?
そもそも白石康次郎さんが出場したヴァンデ・グローブって何?
この記事では、白石康次郎さん自身と、白石康次郎さんが完走したヴァンデ・グローブについて、紹介していきます。
白石康次郎が挑戦したヴァンデ・グローブとは?
ヴァンデ・グローブのスタート・ゴール地点は、フランス・ヴァンデ県のレ・サーブル=ドロンヌです。
ここをスタートしてから、南半球を1周します。
この距離、約2万6千マイル(約4万8152㎞)だとか!
ちょっと、数字では想像できないですよね。
地図で言うと、次のようなコースです。
出典元:Wikipedia
このコースを、約100日間かけて一周します。
ヴァンデ・グローブは、単独・無寄港・無援助が条件のレースのため、世界で最も過酷なヨットレースと言われています。
とても過酷で危険なレースのため、棄権者もかなりいるんだとか。
また、ヴァンデ・グローブは、4年に一度開催されます。オリンピックみたいですね。
ヴァンデ・グローブに出場するためには、予選があり、予選レースを勝ち抜いたものだけが、ヴァンデ・グローブに出場できます。
今まで9回開催されていて、過去の優勝者は、全員フランス人です。
直近の2020年に開催された第9回大会では33人中25人が完走するという結果になりました。
白石康次郎さんは、2016年に、アジア人として初めて、ヴァンデ・グローブに出場しました。
しかしこの時は、南アフリカ沖で、マストの折損があり、リタイアとなりました。
そして、4年後の2020年に、2回目となるヴァンデ・グローブに出場し、みごとに完走しました。
33艇中16位でゴールしました。
記録は94日21時間32分56秒!
白石康次郎さんは、ヴァンデ・グローブを完走した、初めてのアジア人となりました。
ヴァンデ・グローブでの食料はどうする?
ヴァンデ・グローブでは、無寄港・無援助が条件のため、途中で食料を買いに行く、誰かからもらうということはできませんね。
乗船するときに、必要日数分の食料を持っていきます。
食料は、アルファ化米が主食だそうです。
アルファ化米とは、炊き上げた米を乾燥させたものです。
アルファ化米は、腐りづらく、長期保存が可能であること、お湯を加えるだけで食べられることより、最近は、災害備蓄品としても使われていますね。
他にも、フリーズドライ食品や、インスタント食品なんかも食べるようですね。
また、飲み物ですが、船に備え付けている造水器で、海水をろ過して作って飲んでいるそうです。
長いヨット航海において、食事は楽しみの時間みたいですよ!
ヴァンデ・グローブでは、いつ寝る?
寝たり起きたりを繰り返すそうで、1時間以上眠れないとのことです。
寝るとしても、ベッドはなくて、クッションに横になる程度だそうです。
これが、約100日間も続くなんて…非常に過酷ですね。
まとめ
日本の海洋冒険家である、白石康次郎さんと、白石康次郎さんが出場するヴァンデ・グローブについてまとめました。
- ヴァンデ・グローブは、スタート・ゴール地点はフランス
- ヴァンデ・グローブは、南半球を一周する世界で最も過酷なヨットレース
- 白石康次郎さんは、ヴァンデグローブを完走した、初めてのアジア人
また、ヴァンデ・グローブでの食料は、予め積み込んでおきます。
アルファ化米を主食として、フリーズドライ食品や、インスタント食品を食べます。
睡眠は、1時間以上眠ることができないそうです。
こんな過酷なヴァンデ・グローブですが、白石康次郎さんは、2024年のヴァンデ・グローブにも出場する予定だそうです。
本当に凄いですね。
以上、白石康次郎さんと、ヴァンデ・グローブについてでした。
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